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岐阜の建設業M&Aで許認可と現場体制を守る会社売却準備

2026 5/16
コラム
2026年5月16日

Gifu construction M&A column

岐阜県内の建設業・工事会社が会社売却、事業承継、M&A、企業価値診断を考えるとき、最初に整理したいのは「自社の価値がどこにあり、譲渡後に何を守りたいのか」です。建設業は地域の取引先、従業員、現場責任者、許認可、設備、顧客との関係が複雑に絡み合うため、決算書だけでは事業の実力が伝わりにくい業種です。売却を急いでいる段階でなくても、早めに論点を言語化することで、候補先の選び方や開示する情報の順番が明確になります。

この記事では、建設会社や専門工事会社の経営者がM&Aを検討するときに押さえたい準備を、建設業許可、経営業務管理責任者、専任技術者、現場代理人、工事台帳、受注残、原価管理、安全管理、協力会社との関係、従業員説明、秘密保持、企業価値診断の観点から解説します。岐阜M&A総合センターでは、売り手企業様から着手金・中間金・月額報酬・成功報酬を含めて手数料をいただかない方針です。費用負担を理由に相談を先送りせず、社名非公開の段階から選択肢を整理できます。

目次

1. 会社売却を考える前に、守りたい条件を先に言語化する

M&Aでは価格が重要ですが、価格だけで候補先を選ぶと、譲渡後に守りたかった条件が曖昧になることがあります。建設業・工事会社では、従業員の雇用、取引先との関係、屋号や地域での信用、現場の運営方針、代表者が残る期間など、経営者が大切にしたい条件が多くあります。最初に条件を言葉にしておくことで、候補先との面談で確認すべき質問も明確になります。

守りたい条件は、絶対に譲れないもの、できれば守りたいもの、条件次第で調整できるものに分けます。たとえば雇用維持は優先度が高いが、代表者の引継ぎ期間は半年から一年で調整できる、社名は残したいが看板表示は買い手の方針に合わせる、といった整理です。この優先順位があると、候補先から条件提示を受けたときに冷静に比較できます。

岐阜県内の中小企業では、地域の評判や長年の付き合いを重視する経営者が多くいます。岐阜市、大垣市、多治見市、各務原市、可児市など県内各地で事業を続けてきた会社ほど、従業員や取引先に迷惑をかけずに承継したいという思いが強くなります。その思いは交渉上の弱みではありません。買い手候補を選ぶ基準として整理すれば、会社の未来を任せる相手を見極める材料になります。

2. 許認可、契約、運営責任者の論点を早めに確認する

建設業・工事会社のM&Aでは、許認可や契約の引継ぎが大きな論点になります。建設業許可、経営業務管理責任者、専任技術者、現場代理人が事業継続に関わる場合、株式譲渡でそのまま維持できるもの、事業譲渡で再取得や変更届が必要になるもの、買い手側の体制確認が必要なものを分けて考える必要があります。終盤で許認可の問題に気づくと、スケジュールや条件に影響するため、初期段階で棚卸ししておくことが大切です。

まず、会社が保有する許認可、登録、届出、資格者、管理責任者、契約書、賃貸借契約、リース契約を一覧にします。更新期限、名義、担当者、変更手続き、行政や取引先への届出の有無も確認します。完璧な法務整理でなくても、どの項目に専門家確認が必要かを把握できれば、候補先との交渉で説明しやすくなります。

買い手候補は、譲渡後に事業を止めずに運営できるかを見ています。現場と許認可を止めずに引き継ぐためには、許認可そのものだけでなく、それを支える人員、実務担当、管理体制を説明する必要があります。代表者個人が多くを担っている場合は、引継ぎ期間や後任候補を含めて計画を作ることが安心につながります。

3. 受注残、売上構成、利益の出方を候補先が見やすい形にする

企業価値診断では、直近の売上や利益だけでなく、どの取引から利益が生まれているかが重要になります。建設業・工事会社では、案件ごとの採算、取引先ごとの継続性、季節変動、外注費や材料費の上昇、管理者の稼働状況が数字に影響します。単年度の決算書だけでは、会社の実力や改善余地が十分に伝わらないことがあります。

準備段階では、売上上位の取引先、主要案件、粗利が高い仕事、利益は薄いが関係維持に必要な仕事、今後伸ばせそうな領域を分けます。工事台帳、受注残、原価管理、安全管理、協力会社との関係を整理すると、買い手候補は譲渡後の収益計画を描きやすくなります。特に受注残や継続契約がある場合は、契約期間、更新見込み、担当者、解約条項を確認しておくとよいでしょう。

利益が一時的に落ちている会社でも、原因が説明できれば評価の見方は変わります。人手不足、材料高、設備修繕、外注費増加、価格改定の遅れ、代表者の体調など、数字の背景を整理します。反対に、特需や一時的な案件で利益が出ている場合も、継続性を冷静に説明する必要があります。誠実な説明は信頼につながります。

4. 従業員とキーマンの役割を、個人名に頼らず整理する

中小企業のM&Aで買い手候補が気にするのは、譲渡後も事業が回るかどうかです。建設業・工事会社では、現場責任者、営業担当、管理担当、経理担当、資格者、ベテラン従業員など、事業継続に欠かせない人がいます。ただし、初期段階から個人名を広く開示する必要はありません。役割、年齢層、勤続年数、資格、担当業務を匿名で整理するところから始めます。

キーマンがいる場合は、その人が何を知っているのか、どの業務が属人化しているのか、後任候補がいるのかを確認します。属人性があること自体は珍しくありません。問題は、候補先に対して引継ぎ方法を説明できないことです。業務フロー、判断基準、連絡先、チェック項目を少しずつ資料化しておくと、買い手候補の不安を減らせます。

従業員への説明時期は慎重に設計します。早すぎると不安が広がり、遅すぎると信頼を損なう可能性があります。売り手側は、雇用維持、給与水準、勤務地、役割、説明者、質疑対応を候補先とすり合わせます。従業員を大切にする買い手候補かどうかは、売り手にとって価格と同じくらい重要な判断材料です。

5. 取引先、協力会社、外注先との関係を事業価値として伝える

建設業・工事会社の強みは、社内だけで完結しているとは限りません。長年の取引先、協力会社、外注先、仕入先、地域の紹介関係があって初めて、品質や納期、顧客対応が成り立っている会社もあります。買い手候補は、譲渡後もその関係が続くかを確認します。取引先や協力会社との関係は、単なる付属情報ではなく事業価値の一部です。

取引先を整理するときは、売上構成、取引年数、契約形態、担当窓口、価格改定の履歴、継続可能性をまとめます。協力会社や外注先については、依頼内容、代替先の有無、品質や納期の安定性、支払い条件を確認します。詳細な社名は初期段階で伏せても構いませんが、依存度や役割は説明できるようにしておく必要があります。

大口取引先への依存がある場合でも、それだけで悪い評価になるわけではありません。なぜ継続して選ばれているのか、担当者変更があっても関係が続くのか、譲渡後の説明をどのタイミングで行うのかを整理すれば、強い顧客基盤として伝えられます。情報開示は秘密保持契約後に段階的に行うことが基本です。

6. 設備、不動産、リース、資産の使える価値を分けて見せる

重機、車両、資材置場、建設業許可、入札参加資格などの資産は、M&Aの検討で必ず確認されます。帳簿上の価値と、実際に事業で使える価値は異なることがあります。古い設備でも手入れされていて現場が使いこなしていれば価値があります。一方で、更新が近い設備や修繕頻度が高い資産は、買い手候補が投資負担として見ます。

資産一覧には、取得時期、簿価、使用状況、保守点検、修繕履歴、リース契約、担保設定、所有者を記載します。不動産がある場合は、会社所有か代表者個人所有か、賃貸借契約をどうするか、譲渡対象に含めるかを整理します。資材置場や駐車場、倉庫など地域性の強い資産は、事業継続に必要かどうかを説明することが大切です。

買い手候補は、資産そのものだけでなく、それを使ってどのように収益を上げているかを見ています。使っていない資産、売却可能な資産、更新すべき資産、譲渡後も残すべき資産を分けると、価格交渉も現実的になります。資産の整理は、企業価値診断の精度を上げるうえでも有効です。

7. 秘密保持は「誰に何をいつ出すか」を決める作業

会社売却の不安として最も多いのが情報漏えいです。従業員、取引先、金融機関、競合に知られたくないという不安は当然です。秘密保持では、情報を隠すだけでなく、誰に、何を、いつ、どの粒度で出すかを設計します。初期段階では匿名概要で関心を確認し、具体的な社名や詳細資料は秘密保持契約後に開示します。

匿名概要では、会社を特定されすぎない表現に注意します。岐阜市、大垣市、多治見市、各務原市、可児市など県内各地のどの地域まで開示するか、主要取引先名や特殊な設備名を伏せるか、従業員数や売上規模を幅で示すかなどを決めます。情報を伏せすぎると候補先が判断できませんが、出しすぎると特定リスクが上がります。専門家と一緒に開示範囲を調整することが重要です。

資料管理も信頼を高める要素です。送付先を限定する、管理番号を付ける、閲覧履歴を残す、不要になった資料の扱いを確認するなど、基本的な運用を徹底します。売り手企業様の承諾なく候補先へ社名や詳細資料を出さないことは、安心して相談を進めるための前提です。

8. 買い手候補は価格だけでなく、運営方針と地域理解で見る

建設業・工事会社の会社売却では、最も高い価格を出す候補先が必ずしも最適とは限りません。譲渡後に現場と許認可を止めずに引き継ぐ意思があるか、従業員と取引先をどう扱うか、代表者にどれくらい残ってほしいのか、地域の商習慣を理解しているかを確認する必要があります。

候補先としては、同業の建設会社、周辺県の工事会社、設備会社、地域密着型企業などが考えられます。それぞれに強みと注意点があります。同業は事業理解が早い一方、競合関係や情報管理に注意が必要です。異業種や地域企業は新しい販路や人材投資に期待できますが、現場理解の確認が重要になります。候補先の数より、条件に合う候補先を丁寧に見極めることが大切です。

トップ面談では、譲渡後の体制、投資方針、人員維持、既存取引先への説明、代表者の役割、意思決定のスピードを質問します。買い手側の質問内容からも、事業をどれだけ理解しようとしているかが分かります。価格、条件、人柄、運営方針を総合的に比較しましょう。

9. 企業価値診断では、数字と非財務情報を一緒に整理する

企業価値診断というと、利益や純資産から機械的に金額を出すものと考えられがちです。しかし中小企業のM&Aでは、財務数値だけでなく、従業員の定着、取引先との関係、許認可、地域での信用、運営ノウハウ、資産の状態、代表者依存度も評価の見方に影響します。

診断前には、直近三期の決算書、月次試算表、借入残高、役員報酬、実態収益、主要取引先別売上、資産一覧を整理します。加えて、建設業許可、経営業務管理責任者、専任技術者、現場代理人や工事台帳、受注残、原価管理、安全管理、協力会社との関係のような非財務情報を説明できるようにします。買い手候補が知りたいのは、過去の数字だけでなく、譲渡後も事業が続く理由です。

過度に高い期待値を持って進めると、候補先との温度差が大きくなります。一方で、準備不足のまま安く見られるのも避けたいところです。自社の強みと課題を客観的に整理し、どこに価値があり、どこに改善余地があるかを把握することが、納得できる交渉の出発点になります。

10. 個人保証、借入、金融機関対応を終盤まで残さない

中小企業の会社売却では、借入と個人保証が大きな論点になります。売却価格が合っても、代表者の個人保証が解除される見通しがなければ、経営者の安心にはつながりません。借入残高、返済条件、担保、保証協会付き融資、リース、代表者個人の不動産提供の有無を早めに確認します。

金融機関への相談タイミングは慎重に設計します。初期段階で広く伝える必要はありませんが、条件が固まってきた段階では、買い手候補と金融機関の調整が必要になる場合があります。個人保証の解除、借入の引継ぎ、担保の扱いは、最終契約前に確認すべき重要項目です。

資金繰りが厳しい会社ほど、早めの相談が役立ちます。業績が悪化してから候補先を探すより、改善余地や強みを説明できる段階で選択肢を持つ方が、交渉の幅は広がります。金融機関との関係を隠すのではなく、適切な段階で正確に整理する姿勢が信頼につながります。

11. 譲渡後100日の引継ぎ計画を先に描く

M&Aは契約で終わりではありません。譲渡後の100日間に何を引き継ぐかで、従業員、取引先、現場、品質、資金繰りへの影響が変わります。建設業・工事会社では、日々の運営が止まらないことが重要です。契約前から、誰が何を説明し、どの業務をいつ移すかを考えておく必要があります。

初月は従業員説明、主要取引先への挨拶、進行中案件、請求と支払い、管理者の役割確認を優先します。二か月目は、見積り、原価、外注先、設備、許認可関連の手続きを深めます。三か月目は、買い手側の管理体制に合わせながら、変える業務と変えない業務を分けます。

代表者が譲渡後に残る期間も重要です。一定期間残ることで買い手候補は安心しますが、役割や期間が曖昧だと双方の負担になります。相談段階から、代表者の希望、体力、家族の事情、引退後の生活も含めて考えることが大切です。

12. 相談前に準備したい資料と、まだ出さなくてよい資料

初回相談の段階で、すべての資料を揃える必要はありません。会社概要、直近の売上と利益、従業員数、主な取引先構成、借入の有無、後継者不在の状況、代表者の希望が分かれば、検討の入口に立てます。社名非公開で相談したい場合でも、業種、地域、規模感、相談背景を共有すれば方向性を整理できます。

一方で、初回から詳細な顧客名、従業員名、契約書、単価表、機密性の高い技術資料を広く出す必要はありません。情報開示は段階的に進めます。候補先の関心と適合性を確認し、秘密保持契約を結んだうえで、必要な資料を順番に開示することが基本です。

資料が不足していても、相談を止める必要はありません。不足資料を把握し、優先順位をつけて集めれば十分です。むしろ早い段階で専門家に相談することで、買い手候補が実際に確認したい資料から整理できます。無駄な資料作成に時間をかけすぎないことも大切です。

13. 売り手手数料0円の意味を、検討初期から活用する

M&A仲介会社によっては、着手金や中間金、最低成功報酬が設定される場合があります。大手他社では最低成功報酬が2,500万円など高額になるケースもあり、売り手企業様にとって相談の心理的な負担になることがあります。費用が気になって相談を遅らせると、準備のタイミングを逃すこともあります。

岐阜M&A総合センターでは、売り手企業様から着手金・中間金・月額報酬・成功報酬をいただかない方針です。成功報酬まで0円であるため、売却を決める前の匿名相談、企業価値診断、候補先の方向性確認を始めやすくなります。ただし、法務や税務など別専門家に依頼する場合の費用は個別に確認が必要です。

費用が0円だからこそ、安易に売却を急がせるのではなく、守る条件、候補先の適合性、情報管理、譲渡後の安心を丁寧に整理することが重要です。相談の目的は、売却を決めることだけではありません。親族承継、従業員承継、第三者承継、廃業回避など、経営者が選択肢を持つことにあります。

14. まとめ:岐阜の中小企業M&Aは、早めの整理で選択肢が広がる

建設業・工事会社が会社売却や事業承継を検討するとき、最初から完璧な資料や明確な売却意思が必要なわけではありません。重要なのは、自社の価値、守りたい条件、譲渡後に不安が出やすい論点を早めに整理することです。建設業許可、経営業務管理責任者、専任技術者、現場代理人、工事台帳、受注残、原価管理、安全管理、協力会社との関係、従業員、取引先、金融機関、秘密保持を順番に確認すれば、候補先との対話は進めやすくなります。

売却準備は、会社を飾って見せる作業ではありません。譲渡後も事業が続く理由を誠実に伝える作業です。課題がある場合も、隠すのではなく、原因と対応策を説明できるようにしておくことが信頼につながります。早めに準備を始めれば、候補先の幅、交渉の落ち着き、従業員や取引先への説明にも余裕が生まれます。

岐阜M&A総合センターでは、売り手企業様の手数料を成功報酬まで0円とし、社名非公開の相談、企業価値診断、候補先探索の方向性整理から支援します。建設会社や専門工事会社の経営者が「まだ売ると決めていないが、選択肢を知りたい」と感じた段階でも、まずは現状を整理するところから始められます。

相談前チェックリスト

相談前には、直近三期の決算書、月次試算表、借入残高、重機、車両、資材置場、建設業許可、入札参加資格の一覧、従業員構成、主要取引先、主要仕入先、契約書、許認可、リース契約を確認します。すべてが揃っていなくても構いません。どの資料があり、どの資料が不足しているかを把握するだけで、初回相談の質は上がります。

次に、経営者自身の希望を箇条書きにします。希望譲渡時期、譲渡後に残れる期間、雇用維持、社名や屋号への思い、取引先への説明方針、家族や役員との相談状況、個人保証への不安などです。価格だけを先に考えると、後から譲れない条件に気づくことがあります。

最後に、どの情報を誰に開示してよいかを決めます。初期相談では社名非公開でも構いません。候補先へ出す情報は、匿名概要、秘密保持契約後の詳細資料、トップ面談後の追加資料というように段階を分けます。情報管理の設計は、安心してM&Aを検討するための土台です。

実務メモ:候補先との面談で確認したい質問

候補先との面談では、買収価格の考え方だけでなく、譲渡後に建設業・工事会社をどのように運営するかを確認します。最初に聞きたいのは、既存従業員の雇用をどう考えるか、現場責任者や管理者をどう支えるか、代表者にどの程度の引継ぎ期間を求めるかです。買い手候補が現場を理解していれば、単に「従業員は残してほしい」と言うだけでなく、誰がどの業務を担い、どの時点で買い手側の体制へ移すかを具体的に質問してきます。

次に、建設業許可、経営業務管理責任者、専任技術者、現場代理人に関する理解を確認します。許認可や資格者の要件、契約や届出の扱い、行政や取引先への説明時期を候補先が把握しているかは重要です。売り手側がすべてを説明する必要はありますが、買い手側にも事業を止めないための準備姿勢が求められます。許認可の論点を軽く見ている候補先は、譲渡後の運営で不安が残る場合があります。

また、工事台帳、受注残、原価管理、安全管理、協力会社との関係について、候補先がどの資料を見たいのか、なぜその資料が必要なのかを確認します。資料請求が細かいこと自体は悪いことではありません。むしろ、確認理由が明確で、秘密保持に配慮しながら段階的に依頼してくる候補先は、事業理解を深めようとしている可能性があります。一方で、初期段階から過剰に詳細な情報を求める候補先には、開示範囲を慎重に管理する必要があります。

譲渡後の投資方針も大切です。重機、車両、資材置場、建設業許可、入札参加資格の更新や修繕、人材採用、システム導入、営業強化など、買い手候補がどの順番で投資を考えているかを聞きます。投資意欲があることは前向きですが、現場の負担を無視した急な変更は従業員の不安につながります。変えるべき部分と残すべき部分を分けて考えている候補先かどうかを見極めましょう。

地域への向き合い方も確認します。岐阜市、大垣市、多治見市、各務原市、可児市など県内各地で築いてきた取引先、協力会社、金融機関、従業員の生活圏は、譲渡後の事業継続に影響します。県外の買い手候補であっても、地域事情を学ぶ姿勢があり、既存の関係を尊重する方針であれば、安心して進めやすくなります。反対に、数字だけを見て地域の関係性を軽く扱う候補先には注意が必要です。

面談後は、候補先ごとに印象を記録します。提示価格、譲渡後の運営方針、従業員への配慮、情報管理、質問の具体性、意思決定の早さ、経営者との相性を一覧にします。時間が経つと記憶が曖昧になるため、面談直後に整理することが大切です。複数候補を比較する場合、価格だけでなく、会社の未来を任せられるかという観点で見直します。

売り手側が質問することは失礼ではありません。むしろ、会社を大切にしてきた経営者ほど、候補先の姿勢を確認する責任があります。候補先に選ばれるだけでなく、売り手側も候補先を選ぶ立場です。納得できる譲渡にするためには、聞きにくいことも早めに確認し、曖昧な点を残さないことが重要です。

実務メモ:企業価値を下げないために避けたい進め方

企業価値を下げないためには、相談の順番も重要です。最初から複数の候補先へ実名で情報を出してしまうと、情報管理が難しくなり、従業員や取引先に不安が広がるリスクがあります。匿名概要で関心を確認し、候補先の適合性を見てから秘密保持契約を結び、段階的に開示する流れを守ることが大切です。

また、課題を隠して進めることも避けるべきです。工事台帳、受注残、原価管理、安全管理、協力会社との関係に弱い部分がある、特定の人に業務が集中している、設備更新が近い、取引先依存があるといった課題は、多くの中小企業に存在します。課題そのものより、説明できないことや、終盤で初めて判明することの方が信頼を損ないます。早めに課題を整理し、対応策や引継ぎ方針を示すことが大切です。

希望価格だけを先に固定しすぎることも注意点です。経営者にとって会社への思い入れは大きいものですが、買い手候補は譲渡後の収益、リスク、投資負担、引継ぎ負荷を見ています。価格の希望を持つことは自然ですが、根拠となる数字や非財務情報を整理し、候補先の見方も理解しながら交渉する必要があります。

さらに、家族や役員との認識合わせを後回しにすると、条件が進んだ段階で方針が揺れることがあります。株主、親族、役員、後継者候補、主要な社内関係者のうち、誰にいつ相談するかを決めておきましょう。全員へ早く伝える必要はありませんが、最終的に意思決定へ関わる人との認識差は小さくしておくことが望ましいです。

最後に、費用体系を確認しないまま相談先を選ぶことも避けたいところです。売り手側に着手金や最低成功報酬が発生する仕組みでは、検討段階から費用負担が生じる場合があります。岐阜M&A総合センターでは売り手企業様の手数料を成功報酬まで0円としているため、まず状況を整理したい段階でも相談しやすい設計です。

最後に確認したい、相談の始め方

相談を始めるときは、最初から「売却します」と決めていなくても問題ありません。建設業・工事会社の経営者にとって、後継者不在、採用難、設備更新、取引先対応、代表者の年齢、個人保証などの悩みは一つずつ重なっていきます。早めに相談する目的は、売却を急ぐことではなく、今後取り得る選択肢を知り、準備に必要な時間を確保することです。

初回相談では、会社名を伏せたままでも、業種、地域、売上規模、利益状況、従業員数、借入の有無、相談背景を大まかに共有できます。そこから、企業価値診断を行うべきか、先に資料整理を進めるべきか、候補先の方向性を見ておくべきかを判断します。相談したからといって、必ず候補先探索を始める必要はありません。

岐阜県内で長く続いてきた建設業ほど、経営者の頭の中にしかない判断基準や、地域の関係性に支えられた価値があります。それを少しずつ言語化するだけでも、親族承継、従業員承継、第三者承継の比較がしやすくなります。売却するかどうかの結論を急がず、まずは会社の現状と未来を整理するところから始めることが、納得できる承継への第一歩です。

売り手企業様の手数料は0円

岐阜M&A総合センターでは、譲渡企業様から着手金・中間金・月額報酬・成功報酬をいただきません。会社売却を決める前の匿名相談や企業価値診断からご相談いただけます。

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